<春に挑む>センバツ 京都外大西、京都国際 選手紹介/5 /京都
◇ここぞの1点任せろ 京都外大西・松岡耀(よう)選手(2年) 「松岡に回せ」。チャンスになるとベンチでそんな声が飛び交う。ここぞという時の1点を演出する、頼れる中軸打者だ。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 本人も「チャンスで打てるところが自分の強み」と話すように、昨秋の公式戦では随所に勝負強さが光った。ハイライトは近畿地区大会準決勝。耐久(和歌山)との試合は0―0が続く投手戦となったが、六回に1死三塁の好機が訪れる。打席に立った松岡は絶好の機会を逃さず、バットを振り抜いた。打球は右翼手の頭上を越し、適時三塁打に。この日唯一の得点をもぎ取り、勝利に貢献した。 中学の途中までは高知県の名門・明徳義塾中に在籍していたが、京都代表で甲子園に出たいと京都外大西を選んだ。目標は「絶対的に信頼される選手」と「打点王」だ。 ……………………………………………………………………………………………………… (1)城陽市立東城陽中(2)171センチ、69キロ、右投右打(3)なし(4)雪見だいふく ……………………………………………………………………………………………………… ◇つなぎの打撃持ち味 京都国際・曽根球斗(きゅうと)選手(2年) 兄も京都国際でプレーし、OBでプロ11年目となる曽根海成(広島)はいとこ。元主将で中心打者として活躍した上野響平(現オリックス)へのあこがれもあり、進学先に迷いはなかった。 昨秋は府大会の途中から三塁の定位置をつかみ、小柄な体を躍動させての守備と「つなぎに徹した」という打撃を持ち味に、全10試合に出場。乙訓との府大会3回戦では、コールド勝ちの点差に広げる適時二塁打も放ち、存在感を示した。 現状は下級生のレベルアップや、病気だった選手の復帰もあり、二塁のポジションをつかもうと必死になっている。憧れの甲子園での先発出場を目指し、「守備だけでなく、打撃でも目立たなければ」と寒風の中での鍛錬が続く。 ……………………………………………………………………………………………………… (1)大阪市立宮原中(2)161センチ、65キロ、右投右打(3)今宮健太(ソフトバンク)(4)すし ……………………………………………………………………………………………………… (1)出身中学(2)身長、体重、投打の左右(3)好きな野球選手(4)好きな食べ物 〔京都版〕