40代で面白さに目覚め、独学でチーズ職人に…50歳で起業したイギリス男性の輝かしい受賞歴
イギリスの中年男性がチーズ作りにハマり、めきめきと腕を上げて数々の賞を受賞。本格的なチーズ工房をオープンすることになり、地元メディアはもちろん、英BBCなどに紹介され、話題になっている。 【写真】オハイオ州の殺人犯が逃亡先のメキシコで警察官になっていた! 注目を集めているのは、イギリス中西部シュロップシャーのゴボーウェンに住むマシュー・ロイドさん(50=写真)。5年前のクリスマスに親戚の女性から、布、温度計、そして牛乳を固める凝固酵素錠剤などからなる「チーズ作りキット」をプレゼントされたのをきっかけにチーズ作りに目覚めた。 「牛乳がチーズに変わる化学的プロセスに魅せられた」というマシューさんは、書籍やネットの情報を参考にあらゆる関連知識を吸収して独学でチーズ作りを極めて数々の賞を受賞し、2023年度には「チーズ&乳製品賞」で英国の「フレーバー付きソフトチーズ部門」の最高賞と国際新人賞を! マシューさんは今年になって7カ月かけて、ガレージをチーズ工房に改装。ピカピカのステンレス製の作業台、約95リットルの大鍋、そして自作のチーズプレスなどの設備を揃えた。 チーズ工房「ザ・レンネット・ワークス」は先日、シュロップシャー議会の必須衛生検査に合格。近く製品をレストランやデリに卸す予定だ。 主力製品は2つで、1つは「ハルミナティ」(写真左)。トルコ地中海沿岸やキプロス島の代表的なハルミーチーズだ。 もう1つはテンプル騎士団にちなんで名付けられた「テンプラー」。ウォッシュタイプ(外皮を塩水や酒で洗いながら熟成させたチーズ)のアルプス風ドイツチーズで、表面には煙を使ってテンプル騎士団の十字架が印刷されている(同右)。 長い間、建設関連のコンサルタントだったマシューさんは50歳になって起業することに関してこう語った。 「これまで、たくさんの企業の発展と成長を手助けしてきましたが、今回、自分の夢を実現するための初めて自分自身をコンサルティングしました」 ひょんなきっかけで人生が大きく開けることもあるんですね。マシューさんの成功をお祈りいたします。 ◇ ◇ ◇ 人生、何がきっかけでどう変わるか分かりません。もっと読みたい人は、以下の■関連記事もどうぞ!