大統領選前後は結婚式も大変! アメリカの新郎新婦たちがゲストの「思わぬ論争」を和らげるための対策が話題に
2024年11月5日(現地時間)に行われた、アメリカ大統領選挙。国内外の大きな関心を集めてきた大統領選だが、結婚式を予定している新郎新婦にも影響を与える可能性があると各メディアが報じている。実際に選挙日前後で式をあげる新郎新婦は、「政治の話は禁止」のサインを置いたりと晴れの日の混乱を避けようと取り組んでいるという。 【写真】メリル・ストリープ、レディー・ガガも。トランプ大統領に「物申した」30人のセレブたち 秋の結婚式の人気が高まるなか、アメリカの新郎新婦たちは「アメリカ大統領選挙」で対立する人々によって、大切な一日が台無しになることを懸念しているとのこと。『New York Post』によると、論争を和らげるためにアルコールの提供をなしにしたり、披露宴に「政治の話は禁止」のサインを置くことを予定しているカップルがいるという。
選挙当日に結婚式を挙げるカップルの場合
イリノイ州に住むケイティ・ニューウェルさん(24歳)とイライジャ・ギャリンジャーさん(24歳)は、選挙当日の11月5日に結婚式を挙げると『The New York Times』に明かしている。この日は、二人にとっての大切な人たちが全員出席でき、さらに会場が対応できる限られた日のひとつだったという。 式の間に家族らが心配そうにニュースをチェックしたり、結婚式が投票の妨げになることを心配していたが、最大の懸念は“ぶつあかりあう”可能性があることだと語っている。「トラブルを起こす人はいないだろう」と話してはいるものの、解決策としてアルコールの提供をしないことにしたそう。
選挙後に結婚式を挙げるカップルの場合
選挙後に結婚式を挙げるというデイヴィス・ブルジョワさん(29歳)は、選挙の結果によっては式が台無しになるのではないかと心配し、眠れなくなっていたという。 そのため会場には、招待客に向けて「政治的な話は感謝祭までとっておいて。今日は愛がすべてです」という額縁に入ったサインをいくつか設置する予定とのこと。また本来は、居心地の良いアットホームな雰囲気を出すために12人掛けの長いテーブルを使用したかったが、最近になってすべてのテーブルを6~8人掛けに変更したそう。 さらに、デーナ・スケーダスさん(31歳)とジョージ・パナゴプロスさん(37歳)のカップルは、選挙から数週間後に200人のゲストを招いて結婚式を挙げる予定だが、まだ懸念があると語ったと『The Independent』は報じている。 「私たちは政治的にかなり多様なゲストを招待しているので、選挙がどのような結果になろうとも、私たちの結婚式に祝福しない人たちが出席するのが一番心配なのです」
大統領選の影響を心配しているカップルも多い?
『The Knot』の「2025年ウェディング・トレンド・レポート」によると、結婚式を控えている新郎新婦の50%は選挙結果が式に影響を与えないと考えているものの、35%は結婚式に波乱をもたらすのではないかと心配していることが明らかに。 各候補の大統領就任が結婚式の計画にプラスに働くかマイナスに働くかについては、カップルの意見が分かれているが、選挙結果は予算管理や業者選び、招待客のリスト作成にまで影響を与えるかもしれないと、同社は述べている。