米倉涼子主演「ドクターＸ」初の映画化、大門未知子誕生の秘密を描く「エピソードゼロ」12月公開
米倉涼子（48）主演のテレビ朝日系ドラマ「ドクターX～外科医・大門未知子～」が映画化されることが18日、分かった。12年10月期から21年10月期まで7シリーズにわたって放送された国民的医療ドラマの初映画化で、タイトルは「劇場版 ドクターX」（12月6日公開）。“失敗しないハケンの外科医”大門未知子の誕生の秘密を描く、エピソードゼロ的作品となる。 大門未知子が、3年ぶりに帰ってくる。未知子が史上最悪の危機に挑む今作では、銃口を突きつけられながら手術に臨むシーンもある。米倉は「大門未知子と12年間お付き合いできるとは思っていませんでした。ドクターX、そして大門未知子は切っても切り離せない米倉涼子の一部です」と、自身にとって特別な作品だと改めて口にした。 近年は自らの体との闘いだった。14日に生出演したNHK「あさイチ」では、19年に低髄液圧症候群を発症して以降の状況を赤裸々に語った。真っすぐ歩けず、体も曲がらない状況で「『ドクターX』は下を向きながらだから、つらかった」「この2年は引退も考えていた」などと明かした。 映画化は「私が大きな画面でドクターXを観てもらいたいと思いプロデューサーとお話しして実現できた」と語る宿願だった。「あさイチ」では昨年8月に手術を受け「5月くらいから急に元気になった」と明かしたが、撮影は23年9、10月と今年の3、4月に行われた。関係者は「ご本人の体調と相談しながら万全を期せるよう、ゆとりをもって臨んだ」と説明した。 米倉は「家族のように尊重、尊敬し合うことができ、皆さんのおかげでここまでこられた。私たちの12年の想いがこもった作品になっていると思います」と共演陣に感謝。「見どころはたくさんありますが『私、失敗しないので』と言うまでの展開と、言う瞬間にも注目していただけるとうれしい」と語った。
