デビュー50周年・さだまさし、“本気で研究”した『さだまさし解体新書 ターヘル・サダトミア』に注目
デビュー50周年を迎えたさだまさし。活躍し続ける理由は魅力は何か? そんなさだまさしに迫る内容の『さだまさし解体新書 ターヘル・サダトミア』( さだまさし研究会:著)が、2024年1月11日に大和書房から発売された。さだまさしについて本気で研究をしてきたプロ研究者たちが集まり、さだの音楽や詩、そして存在そのものについて、アカデミックな視点から深く分析した、「さだまさし準公認企画」の1冊だ。 さだまさしは現在、50周年のコンサートの最中。さだの音楽やさだ自身についてより多角的に、深く知るには最適な本書となっている。「さだ研って本当に俺のこと研究してるのか?」という言葉で研究者たちを奮い立たせたさだ自身のインタビューから始まり、さだまさしのアクセント研究や、民俗学からみたさだまさし、「さだまさしデザイナー論」など、興味深い内容が盛りだくさんの本書。ゴスペラーズ・北山陽一が生徒役となる研究ストーリーも収録される。 50周年のアニバーサリーイヤーとなる今年、アカデミックな視点からさだまさしを見つめ直すのもいいだろう。
文=リアルサウンドブック