大阪・四條畷市長に現職後継の公募候補、銭谷氏が初当選 元市議退ける
任期満了に伴う大阪府四條畷市長選が22日投開票され、無所属新人の元市職員、銭谷翔氏(36)が無所属新人の元市議、渡辺裕氏(50)を下し、初当選した。国内選挙で約8年ぶりの電子投票で行われ、投票率は42・54%(前回44・45%)だった。当日有権者数は4万4901人。 銭谷氏は当初、同日選の市議補選への立候補を準備。ただ、今期で退任する東修平市長(36)が設立した政治団体「四條畷市民の力」による公募で選ばれた候補予定者が体調不良で出馬を取りやめ、〝次点〟の後継候補として、告示の約2週間前に市長選への出馬を決めた。 選挙戦では「みんなで描こう なわての未来」をスローガンに現市政の路線継承を訴え、支持を集めた。 一方、渡辺氏は公共施設再編案の見直しを訴え、市長給与を3割カット、退職金と交際費をそれぞれゼロにすると掲げた。「市議選にはもう出ない」と不退転の決意で市長選に挑んだが、及ばなかった。