久保建英、勝利の喜びを語るも日程に言及「これだけのことが起きたのに…」 伝統行事のさなかにアウェイのバレンシア戦
レアル・ソシエダに所属する日本代表FW久保建英が、ビジャレアル戦に勝利した喜びを口にしつつ、日程に苦言を呈した。スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』やスペインメディア『エル・デスマルケ』などが伝えている。 【動画】久保建英が先制ゴール!股抜きから最後は倒れ込みながらシュート 今季公式戦5ゴール目! レアル・ソシエダは1月14日に行われたラ・リーガ第19節でビジャレアルと対戦した。試合は51分、ミケル・オヤルサバルのロングパスを久保が胸でトラップして収めると、ボックス内で相手DFを股抜きでかわし、最後はGKとの1対1を制してゴールを決めた。試合はレアル・ソシエダが1-0でビジャレアルに勝利した。 このあと、過密日程がレアル・ソシエダを待ち構えている。1月16日にホームでのコパ・デル・レイのラージョ・バジェカーノ戦、さらに1月19日にはアウェイでラ・リーガ第20節のバレンシア戦が控えている。 当初、ラ・リーガ第20節のバレンシア戦は1月19日午後6時30分キックオフの予定だったが、これが午後9時キックオフに予定が変更された。レアル・ソシエダの本拠地であるサン・セバスティアンでは、1月19日午後8時から1月20日にかけて、地域の人たちにとってもっとも重要な祭りである「タンボラーダ」が行われる。そのため、バレンシアへ遠征するサポーターやクラブ関係者は、この祭りに遅れて参加することになる。 試合後、『Movistar Plus+』のインタビューに「木曜日には次の試合があるので、インタビューは手短にお願いします」と切り出した久保は、喜びを口にしながらも日程に言及した。 「とてもうれしいです。これだけのことが起きた月曜日の午後9時なのに、2万人のサポーターが集まってくれました。サポーター全員が僕たちのことを応援し続けてくれています。もし僕がサポーターだったらスタジアムに来なかったと思います。応援してくれたサポーターに感謝しています」 そして久保は、自身がゴールを決めた場面を振り返り、冗談めかしながら説明した。 「僕はマイク(ミケル・オヤルサバルの愛称)にボールを求めて、彼が僕を見てパスを出してくれました。そのあとゴールを決めるために相手の誰かの前で少しスピードを落とした。ゴールを決める前より、ゴールを決めたあとのほうが走っていたと思います(笑)」 最後に久保は「僕たち全員の目標は、すべての大会で生き残ることです」と、次の試合への意欲を述べてインタビューを終えた。
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