まさに奇跡…確率は100万分の1、亡くなった夫の結婚指輪が61年の時を超えて発見される
新婚のときに失くした結婚指輪。それから61年の時を経て、夫の死後に見つかった場所は、意外なところだった……。そんなアメリカ人夫婦のストーリーを紹介しよう。 【実際の映像を見る】発見された結婚指輪と、感動を語る妻
61年前に失くした結婚指輪が見つかる
1963年、ケンタッキー州に住むバーバラはグレンと結婚した。バーバラとグレンは2人の未来を祝って、自宅近くに1本の木を植えたという。そして、グレンが結婚指輪を失くしたのもちょうどその頃だった。結婚したばかりの2人にとって、指輪は大切な存在。2人は必至で探したが、結局見つかることはなかったという。 それから61年の月日が流れ、グレンは80歳の誕生日を迎える数週間前にガンでこの世を去った。バーバラら家族は、一家が所有する農場にグレンを埋葬することにした。 業者が埋葬のために土を掘り起こしていると、土の中に金属が光っているのに気づいた。探し出してみると、それはグレンが若いときに失くした結婚指輪だったのだ。バーバラとの愛を誓った結婚指輪は、彼らが暮らす家のすぐ近くでずっと眠っていたというわけだ。
夫からの最後のメッセージかも…
61年間、夫婦としてグレンと共に過ごしてきたバーバラ。愛する夫が亡くなり寂しさを感じていたはずだが、2人の思いが詰まった結婚指輪がいまになって彼女の元に戻ってきたことになる。 広大な土地から埋もれていた結婚指輪が見つかる確率は「100万分の1だ」と、業者は表現する。そんな奇跡のような発見は、まるでグレンが導いたかのようだ。 1人になったバーバラが寂しくないように、グレンがいつも近くで彼女を見守っていると、この結婚指輪を通して伝えているのかもしれない。
【出典】 https://nypost.com/2024/08/15/us-news/widow-finds-late-husbands-wedding-ring-near-a-tree-they-planted-just-after-they-got-married-61-years-later/
文:佐藤まきこ