【陸上】大迫傑「オリンピックは大事なレースだけど、みんなが思っているほどこだわらなくていい」ボストン出場へ
男子マラソンの大迫傑(Nike)が自身のウェブメディア「SKETCH-BOOK.COM」を更新し、マラソングランドチャピオンシップ(MGC)ファイナルチャレンジの東京マラソンを見送って4月のボストン・マラソンに出場する意向について思いを説明した。 大迫傑が4月のボストンマラソンに参戦!「ワクワクする方を選んだ」 世界歴代4位のレンマ、3連覇目指すチェベトらと対決 「世間の正解としているものに、正解はない。」というタイトルの記事内で「周りが騒げば騒ぐほど、冷めちゃう傾向があって。背筋がモヤモヤっとするような感覚がした。本当に走りたいのか自問自答したとき、本当に走りたいのはボストンだった」と述べる大迫。「どうせ東京走るんでしょ?と思われていることへのアンチテーゼでもあって」と明かす。 また先日の合同取材時にも語っていたように五輪の位置づけについても疑問を投げかけ、「もちろんオリンピックは大事なレースだけど、みんなが思っているほどこだわらなくていい」とし、マラソンは「もうすでにメジャースポーツ」であり、「オリンピックから一番独立できる競技」「ワールドメジャーなレースがたくさんある」という大迫は、「オリンピック至上主義みたいな考え方って、スポンサーも含めて、みんな思考停止しているんじゃないかな」と続ける。 MGCで3位になった大迫は、このあと行われるMGCファイナルチャレンジの大阪(2月)、東京(3月)で日本陸連が定める設定記録(2時間5分50秒)の突破者が現れなければ大迫の代表が決まる。代表となった場合は「健全なメンタルで挑めるボストンならパリオリンピックとの時間が短くてもチャレンジできる」としている。
月陸編集部