《現地取材》「政治家らしくない」自民党“過激”懇親会を仕切った世耕議員の元秘書の評判と“口移し”秘書の今
地方はまだまだ感度が鈍い?
ある古参の自民党の和歌山県議はこう囁く。 「川畑県議は何を言っても弁解の余地のないことですよ。自民党の懇親会で、こんなことは前代未聞。何か血迷ったとしかいいようがないですよ。ちょうど去年の7月、自民党女性局がパリ視察でひんしゅくをかったあとだったから、余計に気をつけなければいけなかったんだが……」 だが、とある自民党の市議会議員は“同党の体質かもしれない”とも。 「昔、屋形船を貸しきって、コンパニオンを呼んで、参加費は1人1000円ということがあった。どこか自民党は“男は酒好き、女遊び好きであれ”というような古臭いところがあったが、それも今は昔。でも地方はまだまだその感度が鈍くてゆるさもあるのでは」 一方で、自民党内部の陰謀説も。 「この会の話も、映像も、会に参加した自民党関係者からじゃなければ出ないはず。和歌山県は保守王国で、世耕派のほか、鶴保(庸介議員)派、石田(真敏議員)派がある。ちょうど世耕さんが政治資金問題で政倫審にかけられるタイミングで、彼の一派を追い落とそうとする他派のリークではないか」(地元の情報通) 魑魅魍魎が暗躍する政治の世界とはいうが……ともあれ、国民の信頼がますます薄れたことだけは確かだろう。