行方九段（右）の指導対局を受ける参加者たち

　第25回青森県将棋まつり（県将棋連盟、青森テレビ、東奥日報社、行方尚史後援会主催）が27日、青森市の東奥日報新町ビル3階New’sホールで開かれた。弘前市出身の行方尚史九段らプロ棋士による指導対局や席上対局、大会などが行われ、県内外の愛好家約200人が将棋尽くしの一日を楽しんだ。 　開会式で県将棋連盟の北畠悟会長が「マナー、ルールを守って楽しい一日にしたい」とあいさつ。行方九段は招待棋士の森内俊之九段と木村一基九段を紹介し「ビッグネームが駆けつけてくれた。まつりが50回、100回とつながるよう盛り上がればうれしい」と話した。 　席上対局では、森内九段に今年の東北六県将棋大会優勝メンバー・小林憲治アマ五段が挑戦。大盤解説に立った木村九段と行方九段が軽快な掛け合いを見せ、会場の笑いを誘っていた。 　行方九段の指導対局を受けたおいらせ町の堤萌恵さん（木ノ下小3年）は「棒銀戦法を勉強したいと思った。将来はプロ棋士になりたい」、木村九段と対局した弘前市の森和也さん（弘前大3年）は「全体的に褒めてもらえたが、木村九段の重厚な『受け』の将棋を体験できてうれしかった」と喜んだ。 　併催のアマ王将位北東北地区大会を兼ねた渡辺三郎杯将棋大会には97人が出場。段級位ごとにA－Dの4クラスとレディースに分かれて対戦した。 　大会の結果は次の通り。 　▽Aクラス（四段以上）（1）大澤啓二（札幌市）（2）三浦光（弘前大3）（3）成田豊文（青森市）渡部壮大（埼玉県和光市） 　▽Bクラス（三段以下）（1）小栗裕平（十和田市）（2）田中将太（青森市）（3）渡邉雄星（六ケ所村）柴田隆江（青森市） 　▽Cクラス（無段）（1）間山柊羽（青森・浜田小2）（2）小笠原剛平（弘前市）（3）福士紘大（青森市）北川勉（つがる市） 　▽Dクラス（3級以下・初心者）（1）潮旭（おいらせ・木ノ下小3）（2）道下煌士（三沢・岡三沢小2）（3）関口功明（十和田・切田中2）沼田翔（八戸・かもめ幼稚園年長） 　▽レディース　（1）堤萌恵（おいらせ・木ノ下小3）（2）工藤ゆかり（青森市）（3）泉谷和花（青森西中1）堤沙恵（おいらせ・木ノ下小1）