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（ブルームバーグ）： パリを本拠とする投資会社ウェンデルは、約200億ドル（約３兆円）を運用するプライベートレンダーのモンロー・キャピタルの過半数株を取得することで合意した。事情に詳しい関係者が明らかにした。

買収によりウェンデルは、活況を呈しているプライベートクレジットへの関与が拡大することになる。関係者によると、合意にはモンローの事業拡大と新規ファンド設定に向けた最大10億ドルの追加資本投入のコミットメントが含まれる。

合意は早ければ22日にも発表される可能性があるという。非公開情報だとして関係者は匿名を条件に語った。

発表の時期やその他の詳細についてはまだ変更の可能性があると関係者は述べている。ウェンデルおよびモンローの広報担当者はコメントの要請にすぐには応じなかった。

モンローのウェブサイトによると、シカゴを本拠とする同社は米国およびカナダの借り手に対してプライベート融資を提供している。

利益率が高く成長が続くプライベートクレジットの世界には、アポロ・グローバル・マネジメント、ブラックストーン、アレス・マネジメント、ブルー・アウル・キャピタルなどが参入している。業界では事業拡大を目指した買収や提携も活発化している。

ブルー・アウルは今年、クレジットマネジャーのアタラヤ・キャピタル・マネジメントの買収に合意するなど、複数の取引を成立させた。ブラックロックはＨＰＳインベストメント・パートナーズの買収を検討している企業の１社だと、ブルームバーグ・ニュースが今月報じた。

原題：Private Credit Manager Monroe Sells Majority Stake to Wendel (1)（抜粋）

--取材協力：Paula Seligson、Silas Brown、Gillian Tan.

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