日本維新の会、衆院選敗戦に危機感 松井代表「支持拡大に魔法はない」
一時の追い風はない
代表続投が決まった臨時党大会後の記者会見でも、日本維新の会が国政政党として続けていけるか分水嶺なのでは、と記者から問われたが、「全国政党としてやっていく。大阪でも橋下さんが出てきた時はその人気で支持が高まったことはあるが、橋下さんがいなくなって2年。一時の追い風はない。それでも大阪では一定の支持をいただいている」と大阪での活動に自負を見せつつ、「支持拡大は一朝一夕に魔法のようにできるものではない。関東は厳しいというが、どんな小さなことでもいいので、実績を積み上げて、エリアの住民に受けとめてもらうしかない」と繰り返した。 希望の小池氏も引き合いに出し、「東京でも小池さんというスター選手が出たが、その周りの人がチームを確立できなければ支持は一気にしぼんでしまう」と指摘した。 その希望の党との国会での連携については、「消費増税凍結、政治改革・役所改革。これは維新だけの改革ではない。希望も掲げている。小池さんは代表を退いているが、働きかけしたい」と政策実現に向けた展望を語った。馬場伸幸幹事長も「野合談合ではわれわれも一緒にやれない。あせることなく、お互いのこと理解しながら、多くが一致すれば、一緒に活動する可能性は否定しない」とした。