次期総統就任記念の硬貨販売へ 金貨は1枚約34万円/台湾
(台北中央社)中央銀行は20日、次期総統の頼清徳(らいせいとく)副総統と次期副総統の蕭美琴(しょうびきん)氏が5月20日に就任するのを記念した金貨と銀貨を、台湾銀行を通じて販売すると発表した。価格は金貨が7万2千台湾元(約34万円)、銀貨が1800元(約8500円)。 いずれも完全予約制で、額面2千元(約1万円)の金貨は1万枚、同200元(約千円)の銀貨は5万枚の数量限定発行。中央銀行発行局の鄧延達局長は、原料価格や金相場、製造費などのコスト増加のため、金貨の価格は史上最高だと語った。 デザインは共通で、表には頼氏と蕭氏の肖像の他、「中華民国第十六任総統副総統就職紀念」の文字や就任日などが記されている。 予約は20日午前10時から27日午後11時59分59秒まで台湾銀行の特設ウェブサイトで受け付ける他、営業時間中の各支店窓口でも可能。1人当たり金貨は1枚、銀貨は5枚まで購入できる。 予約枚数が発行枚数を上回った場合は28日に抽選を行い、同日午後6時までに結果を公表するとしている。 (潘姿羽/編集:齊藤啓介)