NHK大河ドラマ「べらぼう」初回視聴率は12・6% 前作「光る君へ」を0・1P下回り歴代最低更新
俳優の横浜流星が主演するNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(日曜・後8時)が5日にスタートし、初回の世帯平均視聴率が12・6%となったことが6日、分かった。個人視聴率は7・3%。(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ) 前作「光る君へ」の12・7%を0・1ポイント下回った。1963年「花の生涯」からの大河ドラマの初回世帯平均視聴率としては歴代最低の数字となった。 22年「鎌倉殿の13人」の17・3%、23年「どうする家康」の15・4%から4作連続で20%の大台に届かなかった。21年「青天を衝け」は初回20・0%を記録している。 大河ドラマ64作目となる同作は日本のメディア産業、ポップカルチャーの礎を築き、時にお上に目を付けられても面白さを追求し続けた「江戸のメディア王」蔦屋重三郎の生涯を笑いと涙と謎に満ちた物語として描く。連続テレビ小説「ごちそうさん」(2013年)や大河ドラマ「おんな城主 直虎」(2017年)などを手がけた森下佳子氏が脚本を担当。NHKドラマ初出演の横浜が主人公を演じる。語りは蔦重らを見守る吉原の九郎助稲荷(くろすけいなり)として出演の綾瀬はるかが担当する。 第1話は「ありがた山の寒がらす」。明和の大火から1年半、蔦重こと蔦屋重三郎(横浜)は、茶屋で働く傍ら貸本業を営んでいた。ある日、幼なじみの花魁(おいらん)・花の井(小芝風花)から、朝顔(愛希れいか)に届けものを託される。しかし蔦重が、浄念河岸(じょうねんがし)の二文字屋を訪れると、ひどく衰弱した朝顔の姿があった…。吉原の場末である河岸見世(かしみせ)の女郎たちの酷い惨状をみて、思い悩む蔦重。そんな中、吉原で付け火の事件が起き、騒然となる…という展開だった。 ◆近年の大河ドラマ初回視聴率 ▼24年 光る君へ 12・7% ▼23年 どうする家康 15・4 ▼22年 鎌倉殿の13人 17・3 ▼21年 青天を衝け 20・0 ▼20年 麒麟がくる 19・1 ▼19年 いだてん~東京オリムピック噺~ 15・5 ▼18年 西郷どん 15・4 ▼17年 おんな城主直虎 16・9 ▼16年 真田丸 19・9 ▼15年 花燃ゆ 16・7 ▼14年 軍師官兵衛 18・9 ▼13年 八重の桜 21・4
報知新聞社