芸能活動する女性に性的暴行疑い 自称プロデューサー逮捕 警視庁
芸能活動をしている女性に睡眠薬を飲ませ性的暴行を加えたとして、警視庁捜査1課は5日、自称芸能プロデューサーで職業不詳、細川拓容疑者（41）＝東京都渋谷区富ケ谷2＝をわいせつ略取と不同意性交等の容疑で逮捕したと発表した。 【一覧で見る】沖縄県内で起きた米兵による主な性犯罪 細川容疑者は「鼻田拓」の名前で活動。俳優のマネジメント業務にも関わっており、警視庁は立場を悪用したとみている。 逮捕容疑は4月4日夜、渋谷区内の飲食店で、知人の20代女性の食事に睡眠薬を混入。女性の意識がもうろうとした状態で、渋谷区内のホテルに連れ込んで、性的暴行を加えたとしている。「ホテルには行ったが、わいせつな行為はしていない」と否認しているという。 警視庁によると、女性は3月下旬、知人から「実力のあるプロデューサー」などとして細川容疑者を紹介されていた。事件当日は、細川容疑者が女性を食事に誘ったという。 女性の帰宅後、家族が意識がもうろうとしている様子を不審に思い、渋谷署に相談。警視庁が開発した薬物検査キット「D1D plus」で調べたところ、体内から睡眠薬の成分が検出された。警視庁は、他にも同様の被害がないか調べている。【岩崎歩】
