PGAの選手が続々とキャロウェイ「パラダイム Ai スモーク」1Wに乗り換えた理由
キャロウェイの新シリーズ「パラダイム Ai スモーク」のドライバーが、年始の月曜日にUSGAの適合リストに掲載された。PGAツアーでプレーする多くの選手は、フェデックスカップ2024年シーズン最初の大会となる「ザ・セントリー」にて、この新ドライバーを実戦投入した。 【画像】アディダスから…どこへ? ザンダー・シャウフェレがウェア契約
火曜日のカパルアでは、PGAツアーの選手たちが試打するため、4種類のパラダイム Ai スモークのドライバーが準備された。 「トリプルダイヤモンド」(コンパクトかつ低スピンのヘッド特性)、「トリプルダイヤモンド MAX」(若干大きめのモデル)、「トリプルダイヤモンド S」(若干小さめのモデル)、大型ヘッドで後部にスライド式のウエートを搭載した「MAX」がその4種類のヘッドとなる。 各モデルの形状はそれぞれ異なるが、いずれもキャロウェイの新しいAiスマートフェース、軽量のカーボンクラウンが搭載されている。 キャロウェイはプロとアマを合わせ何千というドライバースイングのデータと、これまでツアーの選手たちから得てきたフィードバック、さらには同社の人工知能システムを用い、パラダイム Ai スモーク ドライバーのフェースを作り上げた。 いずれもスピードと寛容性が最適化された複数のモデルがすでに出来上がっているわけだが、キャロウェイのツアーレップ(用具担当)で、選手たちのフィッターも務めるケレン・ワトソンは、PGAツアーの選手たちとのパラダイム Ai スモーク ドライバーのフィッティングは、「喜ばしい出来事」になっていると述べた。その理由は、各モデルのヘッドが、フェースの全域で一貫して高初速を生み出しつつ、スピン量の幅がタイトなところにある。
ワトソンはGolfWRX.comに対し、「11月末にザ・グローブへ行き、(ザンダー・シャウフェレの)フィッティングを行いましたが、パラダイムと比較すると、ショットごとの彼のスピン量は、多分30パーセントほどタイトになっていました。ただ、パラダイムも悪いわけではなかったのです」 「彼らにとって、寛容性とは一般の顧客とは違う意味合いを持っていますよね。PGAツアーの選手たちがフェースの芯を外すとき、と言っても、それほど頻繁に起こるわけではありませんが、彼らは1、2ミリほど外しています。ですので、彼らにとってより大事なのは、ショットごとのスピン量の散らばりをタイトにすることなのです。これらのフェースは、どこで打っても(ボール初速が)速いですが、我々はスピン量の幅を200~300rpmほどにしたいと思いました。各選手と作業し、そこで得たフィードバックによると、実際にその通りになっています」と述べた。 これまでシャウフェレは、同社の低スピンかつコンパクトなトリプルダイヤモンドモデルのヘッドをひいきとしていたことで知られるが、ワトソンはシャウフェレが特に若干大型の形状であるトリプルダイヤモンドMAXのヘッドに興味を示した点を指摘した。 通常、面積の大きめなドライバーは、センターヒットでの初速を犠牲に、高打ち出しと高スピン量をゴルファーにもたらすものである。しかし、ワトソンはパラダイム Ai スモーク ドライバーのファミリーには、その傾向は見られないと言う。