「どうかお許しください」V・ファーレン長崎、主将の秋野央樹がアビスパ福岡へ完全移籍。今回の決断は「悩み抜きました」
J1リーグのアビスパ福岡は23日、V・ファーレン長崎の主将である30歳のMF秋野央樹を完全移籍で獲得したことを発表した。両クラブの公式サイトで伝えられている。キャプテンを務めていた秋野にとって、長崎を離れるにあたって、悩みに悩んだ末での決断だったようだ。 【一覧】移籍情報2025 Jリーグ全60クラブ 新加入・昇格・退団・期限付き移籍・現役引退 秋野は2019年7月に湘南ベルマーレから長崎へ期限付き移籍。2019シーズン終了後に完全移籍へ移行となった。2021年に足首の怪我に悩まされ、ほとんど試合に出られない状況が続き、2023年11月に契約満了が発表。しかし、翌年1月に再契約となっている。 下平隆宏監督のもと、主将として長崎を牽引した秋野は今季J2で36試合に出場し、4アシストを記録。J1参入プレーオフ(PO)準決勝でベガルタ仙台に敗れ、J1昇格の夢は叶わなかった。 秋野は長崎のクラブ公式サイトを通して「来季からアビスパ福岡に移籍することを決めました。僕は長崎を J1 へ昇格させることが自分の使命だと常に言い聞かせて全力で闘ってきました。プレーオフ仙台戦、終了直後。 来シーズンも僕は長崎で戦う、このクラブを絶対に昇格させると決めていました。このクラブが僕自身にとって大切な存在だからです。しかしこのような決断に至りました。本当に悩みに悩んで悩み抜きました。長崎へのこの気持ちに嘘はありません。自分勝手な行動をとってしまうこと、昇格を成し遂げる前にクラブを離れる事をどうかお許しください」などとコメントしている。
フットボールチャンネル編集部