日本ハム・新庄監督「まだまだ、これから」1点差負けも驚異の粘り「競って競って、そこで勝ってレベルが上がるから」
「楽天6-5日本ハム」(16日、楽天モバイルパーク) 土壇場で驚異の粘りを見せた。3点を追う九回、守護神則本に対し、レイエス、マルティネスの安打などで2死満塁。松本剛が中前2点適時打。1点差まで詰め寄った。 新庄剛志監督は「負けたけど、ベンチがどんちゃん騒ぎ。逆転されても『まだまだこれからこれから、全然いけるいける』って。最後もあそこまでいって、耳が痛くなるくらいすごく声を出して」とその空気を喜んだ。 明るい材料は不振だった松本剛の適時打。「試合中にモーレ(レイエス)に『下向くな』と。『ポジティブに考えろ』って言ってもらえて」と前向きに臨んだ結果の一打だった。12日の練習日に指導した新庄監督も「もともと実力のある選手。感覚さえ戻れば。きょうのヒットでいい感じになるでしょう」と喜んだ。 連敗はしたが、則本からは14日にも1得点。諦めない姿勢で立ち向かう。「まだまだ、これから。“ヒリヒリゲーム”が好きなんで、競って競って、そこで勝ってポーンって6段階くらいレベルが上がるから。楽しみます」。激闘をくぐり抜けての選手の成長に期待した。