セイコーより、国産初の腕時計「ローレル」をオマージュし、デザイン要素を取り入れた数量限定モデル全11機種が登場した。「セイコー プレザージュ」、「セイコー プロスペックス」、「セイコー アストロン」、「セイコー 5スポーツ」、「セイコー ルキア」、「セイコーセレクション」の6ブランドからなる11モデルの希望小売価格は、3万6300円～22万円（税込）となる。

セイコー腕時計110周年を記念して初代ローレルのデザインをオマージュ

セイコー110周年記念モデル

セイコー腕時計110周年のテーマは「人に寄り添い、共に時を刻む」。1881年、時計の修繕と販売から事業を開始し、1892年に掛時計の製造に着手。大正初期、懐中時計が主流の時代に、腕時計の時代を見据え、セイコーは腕時計の試作・研究を続け、1913年に国産初の腕時計「ローレル」を完成させた。「ローレル」は、その後の日本の機械技術や産業の発展に寄与し、2014年には日本機械学会より「機械遺産」に認定。国民生活や文化に貢献した文化的遺産として、次世代に伝えていきたいものの一つに選ばれている。

初代「ローレル」

初代「ローレル」の特徴である、白いダイアル、「12」の数字に配された赤の差し色、ブラウンのレザーストラップ、これらのデザイン要素を新作では11機種共通で取り入れている。装着されるストラップには、持続可能なレザー生産を目指し、品質や安全性、環境問題などの啓発活動を行う「LWG（レザーワーキンググループ）」の認証を取得しているタンナーで生産されたレザーを使用している。

【セイコー プレザージュ（SEIKO PRESAGE）】

セイコー プレザージュ

100年を超える腕時計づくりの伝統を継承し、世界に向けて日本の美意識を発信するメカニカルウオッチブランドとして、機械式腕時計に興味を抱く方々から、独自のユニークなデザイン性により高い評価を得ている。

セイコー プレザージュ「クラフトマンシップコレクション」

ダイアルには初代「ローレル」と同じく、琺瑯（ほうろう）を採用。製造難易度の高い琺瑯ダイアルは、琺瑯職人の横澤 満（よこさわ みつる）氏監修のもと焼き上げられている。初代「ローレル」で使用しているアラビア数字の書体や12時の赤の差し色を忠実に取り入れ、時代を超えて愛されるデザインを現代風にアレンジした。