養鶏場で鳥インフルエンザが発生 動物園では関係車両への消毒を徹底など対策強化
あいテレビ
愛媛県西条市の養鶏場で鳥インフルエンザが発生したことを受け、とべ動物園でも感染対策を強化しています。 【写真を見る】動物園では関係車両への消毒を徹底など対策強化 とべ動物園では、43種類の127羽の鳥類を飼育していて西条市の養鶏場で鳥インフルエンザの感染が確認されたことを受け、11日から、園に出入りする全ての関係車両への消毒を徹底しています。 園では先月、お隣・香川での鳥インフル発生以降、野鳥が飛来する可能性のある屋外のケージにネットを張り対策していて、鳥たちを間近で観察できる「バードパーク」を閉鎖しました。 さらに、感染リスクの高い屋外で飼育している、エミューやヒクイドリなどの展示中止を決めるなど、防疫レベルを一段階引き上げました。 (来園者) 「感染を広げないためにも(鳥類が)見られないのは仕方ないとは思うが、他にもいっぱい動物たちはいるので来た」 また、鳥以外の動物たちにも影響が出ています。 来園者が、カバやキリンなどに直接エサをあげながら触れ合えるイベントやアフリカゾウの室内展示場の公開も感染リスクを避けるため当面の間中止となりました。 こうした対応は最短でも、西条の養鶏場で鳥インフルエンザの防疫措置が完了する、今後1か月程度、継続される見込みです。 (とべ動物園佐々木善基副園長) 「動物たちにとっては、きゅうくつな思いがあるし、お客さんに対してもネット越しに動物を見てもらわなければならなくなるので、申し訳ない気持ちはあるが、感染を拡大しないようにした対策はしっかり進めていきたい」