川中美幸、ボケまくって自画自賛 松竹新喜劇に初出演の初日に「長い間、お世話になりました」
演歌歌手の川中美幸(68)が10日、大阪市中央区の大阪松竹座で開幕した「松竹新喜劇 喜劇発祥120年」(19日まで)に出演した。 上演前、藤山扇治郎(37)ら松竹新喜劇の若手リーダー5人と初日館前行事に登場し、「川中美幸、本物でございます」とさっそく笑いを取った川中。両親が松竹新喜劇のファンで、幼いときから〝喜劇王〟藤山寛美さんの真似をしており、舞台で共演した曾我廼家寛太郎(65)に昨年、「私、出られへんやろか」と直訴して念願の初出演がかなった。 公演では、扇治郎が寛美さんも演じた角力好きの餅米問屋の大黒屋幸助にふんする「幸助餅」に続き、「村は祭りで大騒ぎ」に主演。弟(寛太郎)の暴走で娘(曽我廼家いろは)の縁談が破談になる母親役を演じた。終演後「美幸ちゃん、最高!」と声がかかる中、「長い間、お世話になりました」と感謝して座員らに突っ込まれ、「きょう、初日!?」とボケた。 「最高です! いままでやってきたご褒美が、この舞台につながってるんやと思いました。苦しいとき、つらいとき、松竹新喜劇にどんだけ元気をもらったことか。ホントに幸せです。長い間、お世話になりました」 再び千秋楽のあいさつのようにボケると「緊張してしもてね、なにもわからへん。あんた、誰?」と扇治郎に問いかけてズッコケさせた。さらに自身の芝居について問われ、「今回、地元の(大阪)吹田に戻りましてね、お母ちゃんの気持ちを思い出して演じさせていただいたんですけど、もう見事でした!」と、自画自賛すると場内は爆笑。 大ヒット曲「二輪草」と最新シングル「人生日和」を熱唱した後も、渋谷天笑(40)が2階ロビーでCDを発売していることを告知すると、「シーデー、おいくらで? 1500円! やっす~い!!」と、夢グループの通販CMで歌手の保科有里(62)がいう決めセリフのものまねを完コピしてわかせた。