『維新』と『教育』の両代表が統一会派結成へ意欲示す 馬場氏「両党の協力関係は京都市長選推薦取り消しがあっても続いていく」 前原氏「政策本位での野党協力を一貫して申し上げてきた」
国会での統一会派結成に向けて最終調整している日本維新の会と教育無償化を実現する会。両党の代表が連携、協力関係の発展に改めて意欲を見せました。
去年12月、国民民主党を離れた前原誠司氏ら5人の国会議員は新たに「教育無償化を実現する会」を立ち上げ、同じく教育無償化を最重点政策の1つとして掲げる日本維新の会との連携を模索してきました。 維新の馬場代表と教育の前原氏は憲法観や外交安保など国の基本政策で一致しているとし、かねてから親交を深めていますが、両党の関係者によりますと、1月26日に始まる予定の通常国会を前に、統一会派結成に向けて最終調整していて、来週初めにも発表される見通しです。ただ、両党の連携の一里塚として共闘するはずだった2月4日投開票(1月21日告示)の京都市長選でともに推薦を決めていた候補に政治資金パーティーをめぐる疑惑が生じたとして、1月11日に急遽推薦を取り消していて、統一会派結成への影響が懸念されていました。 13日、京都で行われた市長選の推薦取り消し会見で、維新の馬場代表は「両党の協力関係は京都市長選推薦取り消しがあっても続いていく」として国政での協力関係にひびが入ることはないと話しました。また、教育の前原代表は「政策本位での野党協力を一貫して申し上げてきたし、今回の京都では残念だったが、取り組みはこれからも続けていきたい」と、維新との国政、地方レベル双方での協力に改めて意欲をにじませました。