大事な日を目前に肌荒れが!美容家・瀬戸口めぐみさんが教えるスーパーレスキュー術|STORY
カサついて肌表面がうろこ!それはもはや「傷」です
皮むけやカサカサや粉ふき状態は、「肌が事故で傷を負ってしまったと考えてください」と瀬戸口さん。最初にヘパリン系のクリームをやさしくしっかりと塗って。「まずは傷を癒すことを意識して。絶対にこすらないこと。油分を含むもので表面をいたわってください」。 シートマスクの“水”の力で鎮静させれば、2日ほど繰り返したあたりで落ち着くはず。「意外とシートマスクが合わない敏感肌さんもいるので、マスク選びには注意!」。元気になってきたなと手応えを感じたら、普段のお手入れに導入美容液を取り入れてうるおい効率を上げてください。
1)ヘパリン系のクリームをそっと塗って
クリームを塗る反対の手で、肌をやさしくそっと引っ張りながら、シワやキメに入れこむように塗って。肌荒れしやすい乾燥肌の立て直しは、「ヘパリン類似物質HD(※)」という保水有効成分を配合したクリームを使って乱れた肌のバリア機能の回復を促しましょう。 (※)保水有効成分ヘパリン類似物質のこと
2)敏感肌も使えるシートマスクで水分補給
クリームを塗った後からその上にシートマスクを。注意してほしいのは、こってりとしたリッチなシートマスクではなく、化粧水タイプのサラッとしたシートマスクを使ってください。「今はギアを上げる時ではなく、安全運転を心がけて。ドロッと“あんかけ風”の美容液マスクではなく、サラッと“お茶漬け風”のものを!」
3)元気になったら導入美容液でお手入れを加速
カサカサで一番困るのは「メイクがのらない」こと。カサカサ状態も、このお手入れを2日続ければ皮むけと赤みが落ち着いてきます。落ち着いて平常運転になってきた後は、化粧水の前に「導入美容液」を投入して、うるおいを溜め込む肌の土台作りを行って。肌も栄養を抱え込もうとがんばってくれるので、強い肌へとサポートしてくれます。
カサカサ肌荒れレスキューのためのお助けコスメ3
\ファンデーションがのらないほどのウロコ肌対策にはコレ/
左から 【40g 2,530円/コーセー マルホ ファーマ】 肌のうるおい構造(角質ラメラ)にはたらきかける保水有効成分でやさしく守る。カルテHD モイスチュア クリーム(医薬部外品) 【ソフィーナiP ベースケア セラム<土台美容液> 90g 5,500円/花王】 洗顔後すぐに使う導入美容液。炭酸の泡をつぶさずに、やさしくそっと顔全体に広げて。 【イグニス ルーティン ケア<パック>28枚入り 5,500円/イグニス】 アルコールフリーの保湿集中マスク。保湿効果の高い厳選した植物成分配合。伸縮性がありフィットしやすいのも◎ 撮影/浜村菜月(LOVABLE) 取材/三井三奈子
【教えてくれたのは】 美容家、エステティシャン、スキンケアブランド「MEM」代表 瀬戸口めぐみさん 1973年鹿児島県生まれ。自然派化粧品ブランドで28年間ブランドディレクターを務め、エステティシャンとしても活躍。のべ1万人以上の施術を経て独自で開発した「手美容」メソッドは、その即効性から撮影直前に訪れる女優たちの間でも評判となり、国内外のセレブリティが顧客に名を連ねる。また、2021年秋に独立し、紹介制プライベートサロンを運営。23年11月にはスキンケアブランドMEM(メム)をローンチ。