PENICILLIN・千聖「とんでもなく頑張っちゃった」ソロプロジェクト「Crack6」20周年記念ベストアルバムへの思いを語る
ロックバンドMUCCのヴォーカル・逹瑯がパーソナリティをつとめるTOKYO FM / JFNのラジオ番組「JACK IN THE RADIO」。1月6日(土)の放送は、PENICILLINのギタリスト・千聖(ちさと)さんが登場! 自身がヴォーカル&ギターを務めるソロプロジェクト・Crack6(クラックシックス)について伺いました。
Crack6の20周年記念ベストアルバム『-EVER BLESSING-』が1月10日(水)にリリース! こちらはファン投票によって曲目が構成され、新曲「EVER BLESSING」を含む16曲が収録されています。 逹瑯:もともと“新曲を1曲入れよう”っていう感じだったんですか? 千聖:そうですね。せっかくの20周年だし、応援してくれた人たちに感謝の気持ちを込めた曲をロック調で作りたくて、「EVER BLESSING」っていう曲を作りました。 あと、今回はセットリストというか、曲順が難しくて。今の時代、CDみたいに順番通りに聴いてくれるわけじゃないっていう話もあるんですけど、やっぱり気にしちゃうんですよね。“この流れのほうがきれいじゃないか”とか、そういうのを考えちゃうんですよ。 逹瑯:その細かいところって、たぶん楽器的な考え方ですよね。 千聖:確かに、そうですね。1曲目に新曲「EVER BLESSING」があって、その次が「Change the World」っていう曲なんですけど、これを重なり合わせなきゃいけないから、マスタリングでかなり頑張って……普段のマスタリングより頑張っているんじゃないかな? って(笑)。 逹瑯・千聖:ハハハ(笑)! 千聖:なんか、ベスト盤って楽に作るイメージがあって。そんなに力を入れて作るようなイメージがなかったというか。 逹瑯:もう(世に)出ているものですからね。 千聖:そうそう、たぶん聴き手もそういうイメージかなと思ってやっていたんですけど、(今回は)とんでもなく頑張っちゃって。 逹瑯:へぇー! 千聖:マスタリングスタジオに行って……普通は(収録当日に)その場で話をするじゃないですか。それを前日に説明しに行ったりしちゃって、頑張りすぎたかなとも思ったんですけどね(笑)。 逹瑯:でも、その頑張る理由って、きっと作品になったときに(頑張ったぶんだけ)違いが出るからじゃないですか。 千聖:うん、そうですね。 逹瑯:ただ(曲を)並べているものと、頑張って作ったものでは違いが明確に出るから、その違いが分かると聴く側はうれしいでしょうね。 千聖:そう言っていただけると、ありがたいです。 逹瑯:盤にするときも、我々は曲間とかタイミングとかを一生懸命考えて決めるじゃないですか。 千聖:はい。 逹瑯:サブスクになっちゃうとそこがなくなっちゃうじゃないですか。だからぜひ、盤で聴いてもらいたいなと思いますね。 (TOKYO FM「JACK IN THE RADIO」2024年1月6日(土)放送より)