【RWS】伊藤紗弥がパヤーフォンを完全攻略して撃破!
RWS JAPAN 2024年4月14日(日)千葉・TIPSTAR DOME CHIBA 【写真】パンチで前に出るパヤーフォンにヒザを突き出した伊藤 ▼第6試合 アトム級(46.26kg)2分3R 〇伊藤紗弥(尚武会) 判定3-0 ×パヤーフォン・バンチャメーク(タイ) 伊藤はジュニアキックで数々のタイトルを獲得。2012年12月には中学2年生にしてタイでWPMF女子世界ピン級暫定王座に就いた。2014年4月に国内で正式にプロデビューを果たすと、国内外の強敵を相手に快進撃を続けWPMF・WMC・WBCムエタイと女子世界王座の三冠を制覇。2021年4月にBOM女子ピン級(-45.53kg)初代王座、11月にBOM女子ライトフライ級(-48.98kg)王者になると、2022年5月にはナムワンを破りIPCC世界女子アトム級王者となって世界四冠王に。 2022年10月にはさらに上の階級である-50kgで『MUAYTHAI SUPER CHAMP』のトーナメントに参戦も決勝で涙を飲んだ。2023年3月にはタイ・パタヤで勝利し、IMSA王座を新たに獲得。9月の『RWS』でモンクッペットに判定負けを喫し、RWSでの2分3R制を踏まえてパンチを強化して11月のBOMでは予告通り左フックでミンタを2RでKOした。12月にはラジャダムナンスタジアムで初勝利、2024年1月の『TOP BRIGHTS』ではサネーガームとの再戦で返り討ち、そして2月のRWS JAPANではノンミンを2RでKOした。 パヤーフォンは20歳にして68勝(11KO)16敗1分の戦績を持つ、元WPMF世界女子ピン級王者。2017年11月に初来日するとムエタイの試合で3連勝。2019年10月にKrush初参戦でKrush女子アトム級王者・高梨knuckle美穂に挑戦し、延長戦の末に敗れたものの高梨を苦戦させた。 2022年6月の「K-1 WORLD GP初代女子アトム級王座決定トーナメント」の1回戦でMIO、決勝では菅原美優を破り、タイ人女性初のK-1王者に就いたが、2023年3月の初防衛戦で菅原美優にリベンジを許し、王座を失った。7月には松谷綺にも判定負け。従姉妹は大人気の韓国の4人組ガールズグループ「BLACKPINK」のメンバーであるLISA。今回より所属名がブアカーオと同じバンチャメークとなった。 1R、前に出るのは伊藤。ジャブを突き、右ローを蹴る。パヤーフォンは伊藤の圧にやや押され気味ながらも、伊藤がパンチで攻めてくるとバックハンドブロー、バックスピンエルボーを繰り出す。さらにパヤーフォンが組んできても組み勝ったのは伊藤だ。オープンスコアは10-9×3で伊藤がリード。 2Rは右ミドルの蹴り合い。伊藤はジャブも突く。パヤーフォンは伊藤のミドルに右フックを合わせにいくが伊藤はかわす。パヤーフォンは組みにも行くが伊藤はいいところで組ませない。圧力をかけて攻めているのは伊藤で、OPスコアもその通り10-9×3で伊藤となった。 3R、伊藤は右ミドルからの右ストレート、パンチで前へ出てこようとするパヤーフォンを前蹴りで押し返し、パヤーフォンは苦しそうな息を吐く声を出す。さらに前へ出て来たパヤーフォンへ伊藤が鋭いテンカオ! グサリと突き刺し、パヤーフォンは後退。パンチで追撃する伊藤。パヤーフォンは伊藤に背中を向けるようにし、諦めモードで試合終了のゴングを聞いた。 判定は3-0で伊藤。完勝に笑顔を見せ、パヤーフォンは足早にリングを去っていった。
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