専大松戸、センバツ初勝利 常葉大菊川を降す
第95回記念選抜高校野球大会は第5日の22日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で2回戦があり、2年ぶり出場の専大松戸(千葉)が3―0で常葉大菊川(静岡)に勝ってセンバツ初勝利を挙げた。常葉大菊川は前回出場した第85回大会(2013年)以来、10年ぶりの勝利はならなかった。 【常葉大菊川vs専大松戸の試合を写真で振り返る】 専大松戸は第8日(25日)の第2試合で高知と履正社(大阪)の勝者と対戦する。 ◇ 専大松戸はエース右腕・平野が完封した。140キロ超の直球に緩いカーブやフォークを織り交ぜ、相手打線に的を絞らせなかった。一回の太田の2点打と押し出し四球で奪った3点のリードを守り抜いた。常葉大菊川は左腕・久保が二回以降は被安打3、無失点と立て直して好投したが、打線が平野を捉え切れなかった。 ◇専大松戸・持丸修一監督 (7安打完封の)平野はスライダーが良かった。変化球をうまく使えていた。(常葉大菊川の久保投手に二回以降は抑えられたが)あのようなスライダーは初めてだったので仕方ない。一回に思いがけずもらった3点。(ヒットは少なかったが)こんな野球もありかなと思う。 ◇常葉大菊川・石岡諒哉監督 (専大松戸の先発の)平野君が良いのは分かっていたが、勝負所で1点をやらないのはさすが。一枚上だった点に尽きる。(先発の)久保は崩れなかったことは評価できるが、初回は甲子園の雰囲気にのまれ、本来の相手のタイミングをずらす投球ができなかった。力がなかったことを認めて、一からやり直したいと思う。