三島・楽寿園の小浜池、2年連続「満水」 深緑が水面に映える珍しい光景広がる
富士山からの地下水が湧き出る三島市立公園「楽寿園」の小浜池が2年連続で「満水」となった。旧小松宮別邸「楽寿館」や周辺の深緑が水面に映える珍しい光景が広がっている。 同園では、中央付近の池底を水位ゼロとして水面の高さを毎朝計測し、150センチを「満水」としている。今年は6月29日に初めて150センチを超え、その後も徐々に水位が上がっている。夏場に向けて水位は高くなる傾向があるという。 7、8年に1度満水になると言われているが、近年は2020年に9年ぶりに満水となって以降、22年以外は満水を記録している。 小浜池は、水の都・三島の象徴として多くの人が訪れる観光スポット。水位ゼロを初めて観測した1962年以前は常に満水だったが、近年は1年の大半が渇水状態となっている。
静岡新聞社