ガソリン価格が段階的に10円値上がりへ 松山で早速反映させるスタンドに「駆け込み給油」【愛媛】
テレビ愛媛
最大で9連休の年末年始は車で遠出に…。しかし燃料のガソリンの価格は、国の補助金の縮小で19日以降に値上がりする見込みです。愛媛県内では前日の18日に「駆け込み給油」する人が見られました。 このうち松山市内にあるガソリンスタンド「山内石油D.D松山余戸店」は、18日のレギュラーガソリンの販売価格が1リットルあたり168円。しかし19日からは、5円程値上がりするといいます。背景にあるのは政府が11月に閣議決定したガソリンの「補助金の縮小」です。 国はガソリン価格の高騰を受けて、2022年1月から石油元売り会社に補助金を支給。愛媛県内では12月16日時点、レギュラーガソリン・1リットルあたりの平均小売価格は177円60銭です。これまでは175円程度になるよう抑えられているものの、この補助金が段階的に縮小。19日から5円減額し、来年1月16日からさらに5円減額されます。この影響で国の平均の小売価格は、来年1月中旬までに「180円」程度、2月中旬までに「185円」程度に値上がりすると見られます。 このガソリンスタンドは、19日から早速1リットルあたり5円程値上げするとしていて、前日に「駆け込み給油」する人が見られました。 給油に訪れた男性: 「ほやけんはよ入れにきたんよ。息子がトラック乗りよるけんね、上がったら大変やもんな」 山内石油によりますと、利用客は13日頃から増え、この数日は普段より約2割多くなっているということです。 消費者にとって痛い補助金の縮小。ガソリンスタンドも補助の減少分を価格に上乗せするしかなく、頭を悩ませています。 山内石油・坂本修一統括部長: 「いたしかたないですよね。輸入に頼っている以上は我々の努力ではどうしようもできないというところ。お客さまの動きが悪くなっていくだろうと、ちょっと心配しています」 石油情報センターは今後の小売価格について、来年2月頃にかけて上昇傾向が続くと見ていて、その後も大きく値下がりする可能性は低いとしています。 #愛媛県 #松山市 #ガソリン #レギュラーガソリン #価格 #スタンド #値上げ #補助 #縮小 #物価
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