「すごく手応え感じた」CL王者バルサ撃破 長谷川唯、マンC大黒柱の矜持をなでしこでも
26日に国立競技場で開催される『MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2024』で、韓国女子代表と対戦するなでしこジャパン(日本女子代表)は、22日に2日目の練習を実施した。 海外組が続々と合流し、23日に合流予定だった田中美南も間に合ったため、23名全員が練習場に姿を見せた。小山史乃観と、この日追加招集が発表された塩越柚歩はジムでコンディション調整。初日の練習から参加している8名に加えて松窪真心が強度を上げたミニゲーム形式のトレーニングを実施し、残りの選手は合流初日ということでランニングやストレッチなど軽めのメニューをこなした。 この日合流となったマンチェスター・シティ所属のMF長谷川唯は、加入3年目の今シーズンもチームの大黒柱として、公式戦初戦となった9月18日のチャンピオンズリーグ予選のパリFC戦から、約1カ月間で9試合をこなす中で全試合に先発し、うち8試合はフル出場という働きぶりとなっている。 憧れの舞台として挙げていたチャンピオンズリーグでは無事に本戦出場。グループステージ第1節では前回王者のバルセロナとホームで対戦し、2-0で勝利している。「自分たちのホームだったこともあり、やりやすい環境でできたことを含めて、すごくいい試合ができたと思っているので、すごく手応えが感じられた試合」と振り返る。 「バルセロナとやりたいと思っていた中で、ドローが決まってからすごく楽しみにしていた」試合。イングランドの国内リーグでは長谷川を消しに来るなど、明確な対策をしてくる相手と対戦することが多いが、この試合では両チームが自分たちのやりたいサッカーで勝とうとする姿勢が見えた中、「自分たちに対してあまり対策をしてきていない感覚が自分にはあって、イングランドでやっている試合よりもボールに触れた感覚がありました。ただ、2戦目はもっと対応してくるだろうとも自分の頭にあるので、対策されてきたときにどれだけできるかもすごく楽しみです。バルセロナだけではなく、リーグ戦でも厳しい試合が続いている中、初戦こそ引き分けでしたが、連戦でもポイントを落とさず来られていることはすごくポジティブです」と、リーグ開幕戦のアーセナル戦でのドロー(2-2)以外は全勝で進めることができているチーム状況を誇っている。 連戦の中で帰国しての代表戦となる。「(マンチェスター・シティでの試合が)楽しいので!」と笑いながら疲れはないと話す長谷川。佐々木則夫監督代行のもとでの試合となるが、「いろいろな人に見てもらえるチャンス」と国立競技場での試合をとらえ、「より自分たちがやりたいことをできるように積み上げていかないといけないなと思っています」と、なでしこジャパンでも今できることをしっかりと見せることにフォーカスしている。
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