「マガデミー賞 2023」特別審査員のハナコ、「審査会を漫画化するのもあり」白熱議論の裏側を明かす
お笑い芸人・ハナコが、漫画のキャラクターを称える漫画アワード「マガデミー賞 2023」(BookLive主催)に特別審査員として登場。普段のお笑い賞レースでは審査される側になるが、今回は特別審査員として作品・キャラクターを”審査する側”に。毎回白熱する審査の裏側を語った。 【画像】紬凛太郎やヒンメル…マガデミー賞の受賞キャラクターたち 同アワードはブックライブ書店員をはじめ、漫画愛がさく裂する各書店員が審査員となる。昨年に続いて特別審査員を務めたハナコは、「審査員みんながキャラ立ちしている。みんな漫画が好きなので、その群像劇は漫画にできる」(岡部大)、「審査風景を漫画家さんに見てもらい、漫画化するのもありかもしれない(秋山寛貴)と白熱する審査の裏側を明かした。 審査員の難しさを感じたことは? という質問に、秋山は「めちゃくちゃ難しい。各項目ごとに点数をつけ総合点を出していくが、皆いいキャラクターなので、なかなか差がつかなかったり、今の時代だからこそ知ってほしいキャラクターということで、なんとか僅差で決まったりする」。「数字には表れないけど、記憶には残るキャラクターもいるので、そことのせめぎ合い」(岡部)と、それぞれ必死に審査に取り組んだという。 審査する側とされる側では、「審査する側のほうが大変」と返答。秋山は「賞レースでは、一生懸命やるだけですから」、菊田竜大は「自分たちの準備したものを出すだけなので」と話すと、岡部は「マガデミー賞の審査員は、本当にバランスいいと思います。偏っていないというか」と切り込み、「事務所(所属)もバラバラで(笑)。老若男女幅広いので、文句も出づらいと思いますね」と話した。 今年で3回目となる「マガデミー賞」の受賞者は、主演男優賞を『薫る花は凛と咲く』(講談社)の紬 凛太郎、主演女優賞を『海が走るエンドロール』(秋田書店)の茅野うみ子、審査員特別賞を『気になってる人が男じゃなかった』(KADOKAWA)の古賀みつき、助演男優賞を『葬送のフリーレン』(小学館)のヒンメル、助演女優賞を『アオアシ』の一条 花。作品賞として『スキップとローファー』(講談社)が受賞した。