華やかに舞え!女流棋士たちのエモーション Vol.11 大島綾華 女流初段
多くの女流棋士がアマチュア時代から大会で活躍する中で、大島は意外にも大会参加が少ない。ベールに包まれたような存在だったが、デビュー直後からよく勝ち、瞬く間に昇級。プロ入り3年目を迎えた今年はさらなる飛躍が期待されている。華やかさの中に熱い思いがほとばしる、女流棋士たちの本音を聞いていく。 ※本文中の段位は将棋世界本誌掲載当時のもの ■諦めない姿勢を最後まで 多くの女流棋士がアマチュア時代から大会で活躍する中で、大島は意外にも大会参加が少ない。ベールに包まれたような存在だったが、デビュー直後からよく勝ち、瞬く間に昇級。プロ入り3年目を迎えた今年はさらなる飛躍が期待されている。華やかさの中に熱い思いがほとばしる、女流棋士たちの本音を聞いていく。 【インタビュー】内田 晶 ● おおしまあやか 2003年1月31日生まれ。広島県広島市出身。森信雄七段門下。父から将棋を教わり、双子の弟をライバルとして腕を磨いていった。2016年に関西研修会に入会。2021年5月1日付で女流2級になると。同年6月に女流1級。22年4月に女流初段に昇段した。豊島将之九段の将棋に憧れ、自らもスキのない将棋を目指す。 ■対戦ゲーム好きが高じて ●大島さんは広島県広島市の出身です。地元はどんな場所ですか。 「自然が豊かで静かな町といった印象です。一方で自宅の近くにはおいしいお好み焼き屋さんがたくさんありますね。みっちゃんが有名ですけれども、最近はいろいろなお店があって、どこもおすすめです。広島は宮島や厳島神社、原爆ドームや平和記念公園など観光地として知られていますが、ずっと地元にいるとかえってあまりいかないんですよね」 ●小学生時代はどんな性格でしたか。
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将棋世界編集部