児童が伝統野菜「横沢曲がりねぎ」を収穫 "なべっこで食べるのが楽しみ" 大仙市太田南小
ABS秋田放送
◇ ◇ ◇
大仙市太田町の小学生が自分たちで育てた地元の伝統野菜、「横沢曲がりねぎ」を収穫しました。地域に古くから伝わる野菜にふれてふるさとへの愛着を深めました。 大仙市の太田南小学校では、毎年、3年生と4年生の児童が、地元の伝統野菜「横沢曲がりねぎ」の栽培に取り組んでいます。 農家 髙橋清美さん 「みんなががんばってねかせてくれたおかげで、ネギも曲がってます。それでネギの方を前にしてこういうふうに持ってもらいます」 農家の指導のもと、4年生の児童が去年5月に植えた曲がりネギを収穫しました。 「ほらほらこうやっておーー、曲がってる。曲がってるでしょー。すげー」 「横沢曲がりねぎ」は大仙市太田町横沢地区に江戸時代から伝わる伝統野菜で、大きく曲がった形と甘く柔らかい食感が特徴です。 苗を植えたあと雪の下で一冬寝かせ、2年目の夏に一度掘り起こし、ネギの白い部分だけに土をかけて植え替えることで独特の曲がった形に育ちます。 「いぶき採り過ぎだろ~。わははは~」 一般的なネギより半年以上長くかかる栽培期間に加え、植え替えの手間がかかることなどから「横沢曲がりねぎ」を生産する農家は年々減少しているということです。それでも児童たちは地域に古くから伝わる野菜にふれてふるさとへの愛着を深めました。 「うれしくていっぱい食べたいです」 「2年間大事に育てたネギを収穫してうれしかったし、なべっこで食べるのが楽しみです」 収穫した横沢曲がりねぎは8日に予定されているなべっこの具材として全校児童で味わうということです。 「曲がりねぎーにっこりー」