歓楽街の生ごみ収集し発電、仙台 脱炭素、ごみ散乱の解決も目指す
仙台市は5日、市中心部歓楽街の飲食店から生ごみを集め、再生可能エネルギーのバイオマス発電に利用する事業を始めた。政府目標に先駆けて2030年度までに二酸化炭素(CO2)排出実質ゼロを目指す「脱炭素先行地域」としての取り組みで、ごみ散乱の解決も目指す。事業単体の発電量は把握できないという。 仙台市青葉区の歓楽街「国分町」や周辺の飲食店など53店舗が参加。指定の集積場所に専用の袋で出された生ごみを業者が回収し、「東北バイオフードリサイクル」社の施設で発酵させてメタンガスを取り出し、発電に使う。残ったごみは農業用肥料に利用する。