婚姻カップルに結婚記念証…兵庫・丹波市「地元愛深め、住み続けて」
兵庫県丹波市は市制施行20周年を記念し、婚姻届を提出したカップルにオリジナル結婚記念証(A6判)の交付を始めた。丹波竜のマスコットキャラクター「ちーたん」などがあしらわれ、市の担当者は「愛着を深め、市に住み続けたいと思ってくれたらありがたい」と話す。(田上秀樹)
新たな門出を祝福しようと今月から始めた。市民課が同僚職員からアンケートを取ったり、結婚した他部署の職員から聞き取りをしたりしてアイデアを募ったという。
記念証は中央にバラやイチゴなどをあしらったウェディングケーキを配し、周囲にハート形のバルーンをデザイン。「ご夫婦となられたお二人が 丹(まごころ)を持って手をとりあい これからの人生を ともに歩んでいかれますよう 末長いお幸せを心よりお祈りいたします」とのメッセージを添えた。2人の名前と婚姻届の提出日も記載される。
市民課によると、丹波市に婚姻届を提出するカップルは減少傾向にあり、昨年は159件で2019年と比べ56件減った。担当者は「結婚記念証を受け取ってほっこりとしてもらえたら。手持ちのフレームに入れたり結婚式場などに飾ったりして、記念に残してほしい」と話す。
記念証は24日現在、14組に交付。市民課窓口と支所で、平日の開庁時間に受け取れる。問い合わせは同課戸籍係(0795・82・2002)へ。