亀田医療大で学位記授与式 学部生・院生81人が卒業 鴨川(千葉県)
鴨川市の亀田医療大学(橋本裕二学長)で7日、学位記授与式が行われた。4年前に開設した保健師教育課程の9人を含む看護学部看護学科の72人と、大学院看護学研究科看護学専攻の9人が、地域医療の担い手として、希望を胸にキャンパスを巣立った。 今年は、5年ぶりに保護者や来賓を招いて実施。保護者らが見守る中、はかまやスーツ姿の学部生と大学院生が1人ずつ登壇し、橋本学長から学位記を受け取った。 橋本学長は告辞で「地道に真の実力を身に付け、患者さんから信頼され慕われる素晴らしい看護師・保健師に成長するように努力してください」とエールを送った。 今年の学部卒業生は、新型コロナウイルスの急激な流行により、入学式が中止に。入学後も緊急事態宣言に伴う休講、臨地実習の短縮などが余儀なくされたという。 卒業生を代表し謝辞を述べた伊藤真白さんは「感染症が流行した中、現状に満足するのではなく、広い視野を持ち、常に考え行動できる力は、この時期に学んだ私たちの強み。次は医療チームの一員となり、より良い看護を探求する専門職者として、今後も一層精進していく」と誓った。 卒業生のうち、83%が亀田メディカルセンターに就職する予定。 成績優秀者として表彰を受けた卒業生は次のとおり。=敬称略 ▽亀田医療大学学長賞=伊藤真白 ▽県知事賞=堀越一樹 ▽県看護学生等知事賞=西田有佳里 ▽公益社団法人千葉県看護協会看護学生表彰=鈴木由佳 ▽日本私立看護系大学協会会長表彰=石井馨莉