ルノー・キャプチャーがフルモデルチェンジ級のマイナーチェンジ アルピーヌ・テイストのグレードを新設
フランス本国で発表
ルノーのBセグメントSUV、「キャプチャー」がフランス本国でマイナーチェンジを実施した。水平基調へと刷新されたフロント・マスクをはじめ、より洗練された外観になり、写真からも大きく変わったのが伝わってくる変貌ぶりだ。 【写真52枚】フルモデルチェンジかと思うほど大胆にフロントまわりのデザインを刷新した新型ルノー・キャプチャーのキリッと精悍になったエクステリアやさらに大型化した縦型センター・ディスプレイを持つインテリアなど詳細画像をチェック ◆水平基調の新しいマスク フロント・マスクを印象づけるボンネットはより高く水平になり、エンジン冷却のため、フロント・エンドにはエアロダイナミクス・スプリッターの上に水平のエア・インテークを配置。フロント・エンドの左右、デイタイム・ランニング・ライトの横には、2つのエア・インテークが備わり、エアロダイナミクスとフロント・ブレーキの冷却に寄与している。 10.25インチのメーターディスプレイと10.4インチの縦型センターディスプレイが目を惹くインテリアには、「OpenR Link」搭載により、スマホ連携を含めた最新のインフォテイメントシステムが用意されている。ハーマンカードン製オーディオ・システムも採用され、高音質サウンドを楽しめるという。 ◆アルピーヌからインスパイア また、「エスプリ・アルピーヌ・フィニッシュ」(Esprit Alpine finish)、つまりアルピーヌからインスパイアされた仕様が追加されたのもトピックだ。「エスプリ・アルピーヌ」の足元には、19インチ・タイヤがキャプチャーとして初めて採用された。 エスプリ・アルピーヌ・フィニッシュの内装では、シートにマルチテクスチャーのグレイン・カバー素材が採用され、ドアパネルとダッシュボードにアルピーヌらしいブルーグレーの加飾を配置される。 ◆フランスでは41%がハイブリッド パワートレインはフランスではすでに41%以上の販売比率となっているE-Techフルハイブリッド(オプション)を含め、6つのユニットが設定されている。 最小排気量は1.0リッター直3ターボ。こちらはガソリン・エンジンのほかにLPG対応ユニットも選べる。中堅を担う1.3リッター直4ターボは3機種で、153ps仕様のほか、マイルド・ハイブリッド付きが138psと158psの2タイプ用意される。さらに、日本でもお馴染みの1.6リッター直4をベースにドグ・クラッチを用いた4×2段の自動変速MTと2モーターを組み合わせたフルハイブリッドを設定している。 また、最新世代の運転支援機能を装着。28もの機能からなる先進安全装備では、自動運転の「レベル2」に相当し、安全や運転、駐車までを支援するだけでなく、予測エコ運転アドバイスも設定した。なお、日本での発売時期などは現時点では明らかにされていない。 文=塚田勝弘 (ENGINE WEBオリジナル)
ENGINE編集部