“国産ハーブ”として注目「クロモジ」を飯南町のおみやげに 商品化を丸山知事に報告(島根・松江市)
山陰中央テレビ
島根県内に多く自生し、国産ハーブとして注目されるクロモジを使って飯南町観光協会が新しいみやげ物を開発、販売開始を丸山知事に報告しました。 坂西美香アナウンサー: 「かわいいパッケージのお香袋…。そしてボトルに入ったお香…。これらすべて、飯南町に自生するクロモジを使った商品なんです」 クロモジはクスノキ科の植物で、飯南町など島根県内の各地に古くから自生しています。 日本固有の「香木」、香りを出す植物で、「国産ハーブ」としてお茶や健康食品の原料にもなっています。 豊かな森で心身をいやす「森林セラピー」など町の豊かな自然を観光客に持ち帰ってもらおうと、飯南町観光協会は2023年、クロモジを使った新しいみやげ物を開発、第2弾の販売開始を丸山知事に報告しました。 島根県・丸山知事: 「フレッシュな感じ、爽やかな香りですね」 3月から販売が始まったのは、2023年発売したお香のスティックの大容量版、「くろもじくゆりのもり」と香り袋の「くろもじふわり」。 「くゆりのもり」は15本入りだった第1弾の購入者から「もっとほしい」と要望が寄せられ、思い切って100本入りをつくりました。 また、「くろもじふわり」は火をつけて焚かなくても香りを楽しめるよう、小さな香り袋を添えました。 坂西美香アナウンサー: 「クロモジの爽やかないい香りがします。約4センチ四方と小さなサイズになっているので、名刺入れに入れたり手紙に同封するなどさり気なく使えるのがポイントです」 森の生き物や植物などが描かれたパッケージデザインは出雲市のデザインユニット「ミツトリヒトギ」が担当。 容器にはクッションとして飯南町産のスギとヒノキの鉋屑(かんなくず)、クロモジの葉が使われています。 飯南町の自然を感じる香りのみやげもの、丸山知事は小さな香り袋を名刺入れに忍ばせました。 島根県・丸山知事: 「(名刺が)オーソドックスなのでこれで印象強く。中国山地の森を感じてもらえるようないい商品をいただいた」 飯南町観光協会・伊藤和栄さん: 「こういしたお土産物を通して飯南町の森の豊かさであったり森林セラピーの存在を知っていただきたい」 このクロモジを使った「香り」の癒やしグッズは、飯南町内のみやげ物店や飯南町観光協会のオンラインショップで販売されています。
山陰中央テレビ