河村勇輝が横浜BCを退団「皆さまの夢も叶えられるように」ファンイベントで別れ
9月3日、NBAメンフィス・グリズリーズとエグジビット10契約に合意したバスケットボール男子日本代表の河村勇輝を送り出す応援イベント『ウエインズトヨタ神奈川 presents 河村勇輝選手 出港式』が、横浜ビー・コルセアーズのホームアリーナである横浜BUNTAIで開催された。 横浜BCの選手として出る最後のイベントということもあり、イベント入場チケットは完売。日本代表とBリーグをけん引してきたスターを一目見ようと、会場には4478名ものファンが詰めかけた。この日の主役でもある河村はチームメートとともに、笑みを浮かべながら様々な企画に挑戦。通常より低い“特製ゴール”でのダンクコンテストに参加するなど、シーズン中とは一味違う姿でファンを楽しませた。 イベント終盤のセレモニーでは、チームメートやファンへの感謝を口にしつつ、「まだスタートラインに立っただけです。必ず2Way契約、NBA本契約を勝ち取り、NBAのコートに立って、みなさまにいい報告、恩返しができるように頑張っていきたいと思います」と力強くあいさつ。最後は場内を一周し、笑顔でファンに“出港”を告げた。 イベント後の会見では、9月3日をもって河村が横浜BCを退団することも正式に発表。河村は「横浜ビー・コルセアーズでは悲しいこと、うれしいこと、楽しいことを経験させてもらって、人として成長させてもらった4年間になりました。渡米してNBAに挑戦することになりますが、これからも横浜BCやBリーグを追っていきたいと思いますし、立場は違いますが、日本のバスケットボールを盛り上げられるように頑張りたいと思います」と話した。 また、夢舞台への挑戦権を手にし、「僕がNBAでプレーすることを夢見ている方たちもいるので、そういった皆様の夢も叶えられるように頑張りたい」ともコメント。あらためて今後の目標について問われると、「まずはNBAのコートに立つこと。そのためにまずは2Way契約を勝ちとらなければいけない。その後に本契約、コンスタントに試合に出られるように、クラッチタイムで試合に出られるようにと、コートに立った瞬間に広がっていくと思う」と、世界最高峰の舞台を見据えた。
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