【将棋】「竜王戦」の舞台裏で別の戦い…仁和寺「勝負めし」コンテスト!テーマは“京都らしさ” 僧侶たちが実際に試食をして決定
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熱い戦いが続く将棋の「竜王戦」。その舞台裏にも別の戦いがありました。 京都の世界遺産・仁和寺。先週末、将棋の竜王戦第3局が行われ、4連覇を目指す藤井聡太竜王(22)に佐々木勇気八段(30)が挑みました。 この2か月前、仁和寺の僧侶たちが神妙な面持ちで話し合っていたのは、対局中の「勝負めし」。開催地が用意することが多いのですが、この勝負めしをコンテストで決めようというのです。食事、スイーツ、ドリンクの3部門からなる勝負めし。今回のテーマは“京都らしさ”ということで、実際に試食をして決めていきます。プリンが好物だという住職も、パクり。悩んだ末、ようやく決まったようです。 選ばれたのは京都市上京区にあるレストラン「LION KITCHEN」が作ったもので、3つの部門全てで勝ち残りました。なかでも、「宇治田原濃厚抹茶ラテ」は竜王戦のために開発した自信作だといいます。 (LION KITCHEN 店主・矢倉大介さん)「棋士のお二人の栄養になっていい将棋を指していただけるようになればいいなと思います」 しかし、対局する2人に選んでもらわないことには、はれて「勝負めし」とはなりません。 対局の前日、仁和寺から電話がかかってきました。藤井竜王が対局2日目のドリンクに「抹茶ラテ」を選んだのです。 そして、当日。いつも通り手順を間違えないように作った抹茶ラテが運ばれて行きました。抹茶ラテ効果もあってか、藤井竜王、見事、勝利をおさめました。 (LION KITCHEN 店主・矢倉大介さん)「(藤井竜王は)影響力の大きな方だと思うので、抹茶ラテすごく自信があるので、多くの方に飲んでいただければなと思います」
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