青木瀬令奈のオフトレ合宿に潜入! トスバッティングでパワーアップ!?
ゴリゴリのトレーニングを一緒に行うことはなかったが、バッティング練習が始まると、ゴルフウェアを着た青木が打席に入った。とは言え、ピッチャーがいるわけではなく、近くで下から軽く投げてもらって打つ“トスバッティング”をすることに。青木はもちろん“振るのが仕事”だが、普段持っているのは約300グラムのゴルフクラブ。それがいきなり900グラム近くあるバットに変わったら、当てるどころか振ることもままならないはず……と、思って見ていたが、はっきり言って無駄な心配で、ゴルフクラブがバットに変わっても“振る”感覚と“当てる”感覚は鋭く、いい当たりを連発していた。 「バッティングは難しかったですね。止まっているボールを打つほうがはるかに簡単です(笑)」と言っていたが、ナイスバッティングの秘密は、「ひょっとしたら日々のトレーニングにあるのかも」と話す。
「軽いバットやテニスラケットで今日と同じようなバッティング練習をやっています。動いているボールに対しては、左足を踏み込む動きがとても重要だと感じていて、これはゴルフにも通じる部分。切り返しでの左への踏み込みは、パワーを生み出すために必須。日頃のバッティング練習で実感していたので、その辺りを意識して振りました。そのおかげで少しは当たったんだと思います。でも、バットもボールも重いので、改めてプロ野球選手のパワーに驚きましたね」(青木) 後ろで見ていた梅野選手も「振り方はやっぱりゴルファーですけど、あれだけ当てられるのはスゴイ。“当て感”が素晴らしいですね」と脱帽していた。 低年齢化が進む女子ツアーにあって、青木は30歳の昨年、キャリアハイのシーズンを過ごした。そして今年、メジャー優勝のために新たな挑戦を行っている。バッティング練習もそのひとつで、上手くなるための努力を怠らない。この姿勢こそ、年齢を重ねてもツアーの第一線で活躍できる要因だろう。どうやら今年の青木瀬令奈も、期待できそうだ! ※2024年2月発売の『月刊ゴルフダイジェスト 4月号』で青木の沖縄合宿の詳細と青木&大西のレッスンを掲載予定。乞うご期待!
月刊ゴルフダイジェスト