太平洋と街並み一望、景観生かし地域振興を 福島県広野町が改修、高倉山展望台お披露目式
福島県広野町が改修した高倉山展望台のお披露目式は27日、町内の高倉山遊歩道入口で行われ、関係者が景観を生かした地域振興を誓った。 展望台からは太平洋と街並みを一望できる。約30年前に設置され、老朽化などに伴い再整備された。中心市街地からの距離の近さから地元小学生の校外学習の場所などとして古くから町民らに愛されてきた。 お披露目式には町や町議会、町緑の少年団などの関係者が出席した。遠藤智町長が「町の自然を守り、将来にわたって緑豊かな自然を届けていく」と決意を示した。渡辺正俊町議会議長が祝辞を述べ、広野夢大使の氏家力さん、小沢晴司さんがあいさつした。関係者がテープカットした。 終了後、関係者が展望台まで登り、景色を楽しんだ。 町は高倉山を町内の五社山や「みかんの丘」と合わせて眺望や山歩きを楽しむ場所としてアピールしている。写真撮影スポットなどとしての魅力を創出し、観光振興から交流・関係人口の拡大を目指す。