給水車到着も約1000リットルの水が1時間で… “物資不足”の被災地
日テレNEWS NNN
能登半島地震は、生存率が著しく低下するとされる「地震発生から72時間」を過ぎました。懸命の救助活動が続けられる中、物資の不足も課題となっています。 ◇ 4日、「news every.」の藤井貴彦キャスターが被災地を取材すると、聞こえてきたのは水と食べ物が不足しているという声でした。 藤井キャスター 「今、一番必要としているのは?」 被災した女性 「水とすぐに食べられるものだと思います」 藤井キャスター 「今、必要なものは何ですか?」 被災した女性 「水です、水です」 取材中に給水車が到着しました。 藤井キャスター 「給水は初めて?」 被災した女性 「そうです」 藤井キャスター 「今まで水がなくて?」 被災した女性 「これ(2リットルのペットボトル)1本もらったり、500ミリリットル1本もらったり。ちょっと助かります。ちびちび飲みます。食べ物もないんです。昨日、1回だけチンしたご飯とカレーかなんかをいただきました。『あとはないので』って言われる」 地震の被災地では、物資の不足も課題となっています。 石川・輪島市では徐々に支援物資が届いているということですが、3日夜の時点で避難している人が1万1000人以上いる中で3000食だけが到着した状況です。毎日3万食、500ミリリットルの水5万本が必要ですが、足りていないということです。 こうした中、輪島市役所には4日朝、自衛隊の給水車が初めて到着しました。約1000リットルがわずか1時間でなくなってしまったといいます。 石川県庁がある金沢市では、県庁が協定を結ぶ企業や自治体から送られた支援物資の仕分け作業が行われていました。 また、コンビニ各社はおむすびやパンなどを被災地で提供しています。