幻想的な世界に刺激 氷見・お菓子の美術館 氷見高1年生が鑑賞
氷見市芸術文化館で北陸初開催の「お菓子の美術館~渡辺おさむスイーツアートin氷見~」(富山新聞社、北國新聞社主催)は21日、地元の氷見高1年生120人が鑑賞した。生徒は本物そっくりのカラフルな「スイーツ」で彩られた幻想的な世界に刺激を受け、想像力をかき立てた。 市芸術文化館の河出洋一総合プロデューサーの案内で、ビジネス科の40人と普通科の80人が観覧した。 普通科の田中志門さん(16)は、現代美術作家の渡辺おさむさんが2011年の東日本大震災をきっかけに作り始め、お菓子で街を再現したジオラマに能登半島地震を重ね合わせ「美しくてかわいいのに、もろくて儚(はかな)いとのメッセージに感銘を受けた」と話した。 普通科の中田安紗里さん(15)や西崎弘一さん(15)はクレープでターバンを表現したフェルメールオマージュ作品「クレープ少女」などを見て「発想がすごい」などと感想を語った。 農業科学、海洋科学、生活福祉科の生徒は22日に鑑賞する。 会期は30日までで、観覧料は大人1200円、高校・大学生800円、中学生以下は無料。障害者手帳持参者と同伴1人まで600円。