JK課が冷たいスイーツ考案、くずを使ったフルーツバー 8月15日の10周年イベントで販売
女子高校生のまちづくりグループ「鯖江市役所JK課」(福井県鯖江市)のメンバーが地元の菓子店と協力し、くずを使ったフルーツバーを考案した。鯖江産のイチゴ、メロン、トマトを使った3種類があり、それぞれ芳醇な味わいを引き立たせる具材をトッピング。メンバーは「たくさんの人においしくてかわいいスイーツを食べてもらいたい」と話している。 取り組んだのは、同課のゆづさん、こうさん(ともに3年)の2人。8月15日に鯖江市総合体育館で開かれる発足10周年記念イベント「さばえ夏休みのフェスby JK課」の来場者に、冷たくて甘いスイーツで涼んでもらいたいと提案し、市内の和洋菓子店「ベルジェ・ダルカディ弁慶堂」とタッグを組んだ。 イチゴ、メロン、トマトは全て市内の農家が栽培したものを使い、イチゴ味には細かくしたアーモンドと甘く煮た新ショウガを、メロン味は越前海岸の海水で作られた「越前塩」を、トマト味にはアボカドとバジルをトッピングしている。 2人は弁慶堂の職人、牛若光三さん(60)とともに試作と試食を重ねて研究した。牛若さんは「JK課ならではの斬新な発想を生かし、面白いくずフルーツバーが出来上がった」と太鼓判を押す。 3種類各40本を用意しており、記念イベント内で1本300円で販売する。ゆづさんとこうさんは「おいしいのはもちろん、見た目もかわいくてインスタ映え間違いなし。幅広い世代の人に手に取ってもらいたい」と話し、来場を呼びかけている。
福井新聞社