福井市「清川メッキ工業」が2部門で日本一の快挙 めっき技術の全国コンクールで15回目の受賞
福井テレビ
表面処理の一種で、金属や非金属の表面に金属の薄い膜を加工する「めっき」の技術を競う全国コンクールが行われ、福井市の清川メッキ工業が、2部門で日本一に輝きました。日本一は今回の受賞を合わせて15回目です。 福井市に本社を構える清川メッキ工業では、若手社員にめっき加工の楽しさを感じてもらいその技術を伝承していこうと、毎年、全国コンクールにチャレンジしていて、今回は20歳代から30歳代前半の若手社員11人が参加しました。 コンクールは5つの部門に分かれていて、参加者には部門ごとに共通の部品が用意され、めっき加工した製品の外観や耐食性などの審査が行われます。 清川メッキ工業は、2人ペアで研磨とめっき加工の技術を競う部門など、2部門で日本一に輝きました。 研磨-装飾クロムめっき部門 めっき担当・清川大輝さん: 「非常にたくさんの方に支えていただき、何とか賞を取れた。いろんな失敗をしたが最後まであきらめずにやり通した結果。あきらめずにやってよかった」 研磨-装飾クロムめっき部門 研磨担当・白川靖房さん: 「研磨は、実際に仕事でも作業することもあるので、コンクールで培った経験を今後の仕事にも生かしたい」 装飾クロムめっき部門 木林聖陽さん: 「外観の条件や均一にめっきをつける技術をコンクールを通して学ぶことができたので、業務に生かして品質の高い製品を提供したい」 めっきを担当した清川さんと木林さんは、2025年に挑戦する社員のアドバイザーとなり、研磨を担当した白川さんは新たなペアで2連覇を狙います。
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