栗原はるみのおいしくて簡単な「電子レンジレシピ」が30年の時を経て復活!
“試作の修験者”が作ったレシピなら間違いない
栗原さんは、自身のインスタグラムでもたびたび記しているように、同じ料理を繰り返し試作します。 何度でも、納得できる味になるまで。誰が作っても同じ味が再現できるように、分量には特に気をつかうといいます。 代表的なレシピも、「この方がおいしい」と思えば、材料や分量を変えていきます。その姿勢はまさに、試作の修験者。どれだけキャリアを積んでも、手を抜くことはありません。 30年前に刊行された『おいしいね、電子レンジ』でも、夥しい数の試作を重ねたそう。 当時、電子レンジで調理をするというイメージは一般的ではありませんでした。今ほど高性能ではありませんでしたし、メーカーによっても違いがあったことでしょう。 新しい調理器具で作るレシピの分量出しは、相当大変だっただろうなぁ……と、現在の栗原さんの仕事への取り組み方を見ていると、想像に難くありません。 雑誌『栗原はるみ』5号の付録は、電子レンジのレシピ集です。 あれから30年、よりすぐりの電子レンジレシピを、栗原さんはまた何度も試作し、改良を重ねて、一冊にまとめてくれました。 電子レンジで作ったとは思えない、トマトソースやカレーなどの煮込みから、お弁当にも便利なそぼろ(なんといり卵もレンジでできます!)、魚の蒸し物といったおもてなし料理まで! 基礎的なコツはそのままに、より簡単で、おいしくなった電子レンジで作るメニュー。ぜひご家庭でお試しください。 文/山野井春絵 構成/栗原はるみ編集部
山野井 春絵