【富士S・生情報】昨年2着の切れ者レッドモンレーヴ 雨予報は不安でも仕上がりは文句なし
[GⅡ富士ステークス=2024年10月19日(土曜)3歳上、東京競馬場・芝1600メートル] マイルCSの前哨戦、富士SはGⅡに昇格して5年目を迎える。過去10年まで広げても、馬券に複数絡んだのはダノンプラチナ(2015年1着→16年3着)、イスラボニータ(16年2着→17年2着)の2頭のみだが、今年は3年前3着のタイムトゥヘヴン、2年前2着のソウルラッシュに加えて昨年2着・レッドモンレーヴ(牡5・蛯名正)がスタンバイ。休養明け初戦ながら注目が集まる。 レース前日の18日朝は、美浦で坂路2本(4ハロン69秒6、66秒7)の調整で態勢を整えた。蛯名正調教師は「一生懸命走るかどうかだね。集中力が途切れないように。(雨が)どのぐらい降るかは分からないけど、雨はあまり上手じゃないからね。それもしようがない。競馬だから。天気だけは変えられない」と気持ちの面と天候を好走へのカギに挙げた。18日夜から当日朝にかけて降雨がある予報で、馬場への影響は懸念されるところだ。 しかし、状態面については「変わらずきているよ」と太鼓判。美浦ウッドでの追い切りは馬なりで6ハロン82・9―11・5秒をマークしているだけに、久々でも力を発揮できる態勢にあるとみていい。 東京の芝1400~1600メートルでGⅠ以外に限れば<3・3・0・0>のパーフェクト連対を誇る同馬。雨の問題さえクリアできれば、昨年以上の結果が出ても何ら不思議ではない。
東スポ競馬編集部