「つばさの党」代表ら3度目逮捕 太鼓で演説妨害、選挙カー追跡も 警視庁
衆院東京15区補欠選挙を巡る政治団体「つばさの党」陣営の選挙妨害事件で、太鼓を鳴らして他陣営の演説を妨害したり、選挙カーを追跡したりしたとして、警視庁捜査2課は28日、公選法違反（選挙の自由妨害）容疑で、党代表の黒川敦彦（45）、党幹事長で同補選に立候補した根本良輔（30）両容疑者ら3人を再逮捕した。 「つばさの党」代表の黒川敦彦容疑者 逮捕は3度目。同課は認否を明らかにしていない。 再逮捕容疑は、東京都江東区で、選挙期間中の4月19日午前9時半ごろから、参政党の吉川里奈氏陣営と立憲民主党の酒井菜摘氏陣営の選挙カーをそれぞれ10分以上にわたり街宣車で追跡。同25日午後6時半ごろから約20分間、ガードレールに上り太鼓を鳴らすなどして、日本維新の会の金沢結衣氏の演説を妨害した疑い。 吉川、酒井両氏の陣営は選挙活動を諦め、近くの警視庁城東署前に避難した。金沢氏は自身の声がかき消されるなどし、演説の中断を余儀なくされた。
