児童とハイタッチをかわす西武・武内夏暉投手

　西武のドラフト１位左腕・武内夏暉投手が２２日、埼玉・所沢市の美原小を訪問。５、６年の児童約２００人を前に講演し、自身の小学校時代の経験をふまえて、夢をかなえるために大切なことなどをアドバイスした。 　武内は大きな拍手を受けながらホーム用ユニホームで登壇。プロ野球選手を目指していた自身の小学校時代を回想しつつ「へたくそでセンスがなかったけど、つらいことは見せずに絶対にプロ野球選手になると練習してきました。夢に向かってあきらめないこと。この先、１人では乗り切れない困難もあるので家族、仲間の支えが大切になってきます。周りの人に感謝しながら１日１日を大事にしてください」と呼びかけた。 　質問コーナーでは児童に加えて、武内のファンだという同校の生野元校長から来季の目標を問われ「来年ももちろん２ケタ以上の勝利を目指してやっていきます」と宣言。ストラックアウトのゲームにも取り組み、２球を的に当てて拍手を浴びていた。１位指名された昨年のドラフト会議からおよそ１年。「来年も活躍してこういう機会に呼ばれたいです」と表情を引き締めた。 　西武は昨年４月、選手と地域の子供たちが交流することでライオンズを身近に感じてもらい、地域をともに盛り上げていくことを目的に「所沢市小学校応援プロジェクト」を発足。選手が所沢市内の小学校３２校と特別支援学校３校の計３５校の応援大使を務めているが、武内は美原小学校の応援大使。今回、初めて訪問が実現した。